Michel Aglietta and Antoine Rebérioux著
Edward Elgar 2005
『漂流するコーポレート・ガバナンス』は挑戦的な本である…2人の著者は絶えず魅力を失わない著作を成し遂げ、かつ決して知的な重みを失うことなく分かりやすく面白い議論を展開することに成功した。– Manifest
最近のコーポレート・ガバナンスのスキャンダルの為に、金融市場に支配されている資本主義に内在する矛盾が露になった。ミシェル・アグリエッタ, アントワーヌ・ルベリウの手によるこの挑戦的な本は、会社は自分達の株主の利益のためだけに営為努力しなければならない、という資本主義の基礎となる前提は、流動的な市場・貪欲な投資家・慢性的金融不安定といった現在の環境とは上手く適合しないという主張を展開している。
2人の著者はむしろ、会社はすべての株主のために共通の目的が追求される制度として経営されなければならず、そしてこの民主的な原則を共同の貯蓄の運営にまで適用しマクロ金融の不安定さを減少させなければならないと提唱する。これらの2つの条件によって、現在の資本主義は社会進化を促すものになり得ると、彼らは強調する。